焙じたてのほうじ茶

焙じたてのほうじ茶

「お茶を淹れる」という行為自体が、自分自身へもたらす束の間の特別な時間に感じられるのは、茶道というものが、個と向き合う禅の喫茶の精神性を現代にも引き継がれていることを私たちが無意識のうちに知っているからかもしれません。一対は特別なひとときを、チーズケーキと季節に合わせたお茶の組み合わせで提案したいと思っております。 


ひんやりとした空気にすっかり秋の装いを感じる夜には、体も心も温まる「焙じたてのほうじ茶」はいかがでしょう。ご自宅にある煎茶を焙烙で焙じればお手製のほうじ茶をお楽しみいただけます。焙烙の代用としてフライパンでもお気軽にお作りいただけます。煎茶を焙烙またはフライパンで焙じれば、空間一体に香ばしいかおりがふわっと漂い、焙じたてのほうじ茶が出来上がります。

 

茶葉を焙じる、お茶を淹れるという所作により、日常の中で丁寧に過ごす時間をつくり味わうことで、チーズケーキとほうじ茶の織りなす喫茶的時間をより楽しんでいただけたら。みなさまにとって素敵なひとときをお過ごしいただけますように。

 

焙じたてのほうじ茶の淹れ方

ほうじ茶の淹れ方

 

1. 用意した煎茶の茶葉を焙烙またはフライパンに入れる。
※焙烙またはフライパンに、茶さじ4杯~5杯程度。

2. 茶葉が入った焙烙またはフライパン火にかけ、湯気と香り立つまで焙じる。
※焦げないように動かしながら焙じる。

3. 焙じた茶葉を急須に移す。

4. 100℃の沸騰したお湯(300〜400ml程度)を急須に注ぐ。
※焙煎した香りを立たせるために、しっかり沸騰したお湯を焙烙またはフライパンに注ぐことをおすすめします。

5. 抽出時間は、一煎目から三煎目まで、その都度お好みの蒸らし時間を見つけていただけるとよりお楽しみいただけます。
※ご参考までに、一煎目5秒、二煎20秒、三煎目60秒がおすすめの抽出時間となります。


6. 注ぐ時は、回し注ぎして、最後の一滴まで注ぎ切る。
※「回し注ぎ」とは、量と濃度が均一になるように、湯のみに少しずつ回し注ぐこと。

 

チーズケーキ